昨日午前10時頃、大阪市平野区にある市営地下鉄谷町線喜連瓜破駅で、70歳ぐらいの女性がホーム(高さ約1・3メートル)から線路脇に転落する事故が発生した。
間もなくホームに進入してきた八尾南発大日行き電車(乗客約150人)の運転士が気づき、非常ブレーキをかけたが間に合わず、転落地点から約30メートル行き過ぎて停車したのだという。
台車下部と線路脇のすき間は約30センチだったそうだが、女性は横たわっていたため幸いにも台車が体の上を通過していたため女性は頭の骨を折る重傷だったものの命は取り留めたという。
警察の調べによると、女性は目が不自由だったといい、ホーム上の監視カメラには、電車が駅に到着する3、4秒前に、ホームの端を歩いていて転落する姿が映っていたそうだ。
なお同駅のホームには点字ブロックが設置されていたそうだ。
運転士から無線で連絡を受けた駅員3人とたまたまその時、非番でホームに居合わせた平野消防署救急隊員の男性(44)が、車両のわきからホーム下の待避所を伝い、女性が倒れている地点まではって行き、担架に乗せて戻り、約10分後にホーム上に引き揚げたという。
また電車には別の同消防署員の男性(59)も乗り合わせており、同駅に差し掛かる直前に叫び声を聞き、通常より手前で停車したため、事故と気づいて下車し、駅員等と協力してホームに引き揚げる手伝いや応急処置を施したという。